2008 |
11,10 |
«手術当日»
母は、午前10時頃には手術室に入っていきました。
「行って来るね」
そう言って、手術室に吸い込まれるように、見えなくなりました。
「行って来るね」
そう言って、手術室に吸い込まれるように、見えなくなりました。
手術が終わるのを待っている時間って、どう過ごしていいかわからないものですね…。
暇でもないけど、やることもなく、空腹感も感じないし、じゃ何かを読もうとしても文字が目に入ってこなく…
変に落ち着かないけど、実際にはやることは何も無く…
私だけでなく、一緒に待っていた父も姉もそんな感じでした。
そんなこんなで午後1時過ぎ頃、執刀医の先生がやってきました。
「無事、終わりました。」
まずはこの一言にほっと胸をなでおろしました。
「麻酔の覚めも良いです。」
そんな感じで、私たちを安心させてくれました。が…
「やはり、開頭した瞬間、細胞が異常であるのがはっきりわかりました。
間違いなく、脳腫瘍…グリオーマでしょう。」
もしかして、レントゲンの影は何かちょっとしたもので、グリオーマではないかも…
そんな甘い幻想を先生は打ち破ってくれました。
さらに
「あやしいところはなるべく取り除いてしまいたかったのですが…」
これ以上、取り除くと運動機能に何らかの問題が出る可能性があったため、一部は取らなかった―
そんなことを先生は言いました。
「診断の結果次第ですが、再度、外科手術する可能性もあります。」
そう言って先生は引き上げていきました。
ICUに入った母はグーグー寝ていました。
私たちが話しかけると、うっすら目を開け、
「うん、うん」
と力はないものの、しっかりと応答してくれました。
ああ…
とりあえず、最初の山は越えたのかな…
そう思っていました。
暇でもないけど、やることもなく、空腹感も感じないし、じゃ何かを読もうとしても文字が目に入ってこなく…
変に落ち着かないけど、実際にはやることは何も無く…
私だけでなく、一緒に待っていた父も姉もそんな感じでした。
そんなこんなで午後1時過ぎ頃、執刀医の先生がやってきました。
「無事、終わりました。」
まずはこの一言にほっと胸をなでおろしました。
「麻酔の覚めも良いです。」
そんな感じで、私たちを安心させてくれました。が…
「やはり、開頭した瞬間、細胞が異常であるのがはっきりわかりました。
間違いなく、脳腫瘍…グリオーマでしょう。」
もしかして、レントゲンの影は何かちょっとしたもので、グリオーマではないかも…
そんな甘い幻想を先生は打ち破ってくれました。
さらに
「あやしいところはなるべく取り除いてしまいたかったのですが…」
これ以上、取り除くと運動機能に何らかの問題が出る可能性があったため、一部は取らなかった―
そんなことを先生は言いました。
「診断の結果次第ですが、再度、外科手術する可能性もあります。」
そう言って先生は引き上げていきました。
ICUに入った母はグーグー寝ていました。
私たちが話しかけると、うっすら目を開け、
「うん、うん」
と力はないものの、しっかりと応答してくれました。
ああ…
とりあえず、最初の山は越えたのかな…
そう思っていました。
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プロフィール
HN:
cat rin
年齢:
44
性別:
女性
誕生日:
1981/04/12
職業:
会社員
趣味:
焼肉を食べること
自己紹介:
韓国に滞在していた時、母の脳腫瘍(グリオーマ)の存在が発見され、ただちに帰国。
現在は都内の会社に勤務しつつ、手術を終えた母とも仲良く暮らしています★
現在は都内の会社に勤務しつつ、手術を終えた母とも仲良く暮らしています★
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