忍者ブログ

ある日、母にグリオーマが見つかった。

ある日、母にグリオーマ(神経膠腫)が見つかりました。それは突然のことでした。 グリオーマって何なのか、闘病って何なのか、生きるって何なのか… そんなことを考えながら娘である私が書きます。
2024
05,22

«[PR]»

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2008
11,05
母は病院で働いていました。
「臨床検査技師」という資格を持っていましたので。
もう10年以上になるでしょうね…銀座のある病院で働いていました。

なんだか最近胸のあたりがギュッと締め付けられるような気がする…
突然、ふっと気が遠くなりそうな…
てんかん発作まではいかないけど、なんだか変な気分がする時がある…

うまく説明できない症状でした。

はっきり言って本人にしかわからない症状でした。
周りから見ると、いつも通りの母でした。

しかし

母は自身の体にどこか不調な部分があることを察知していました。

特に胸が苦しくなることがあるので、最初は心臓系や呼吸器系をあやしんでいたそうです。
確かに心電図は若干の乱れがあったようでした。
しかしこれと言って原因はわからず…


ある時、ふと母は思いました。


「脳かもしれない」


そして自らCTを撮ったそうです。
自分で撮ったって、けっこうすごくないですか…??

とにかく撮った写真をお医者さんに見せると、


「大きい病院に行った方が良い」


そう言われたそうです。

病院に勤めていたから、あれこれ自分で検査して早期(?)発見につながったし、
お医者さんも身近な人だったので親身にあれこれよくしてくれましたが、
職業柄もあり、母は脳腫瘍の怖さを知っていました。
おそらく命にかかわる病であることをすぐに察知したと思います。
長くは生きられないかもしれない…そう思ったでしょう。


こうして母のグリオーマは発見されました。



ゴールデンウィーク明けにT女子医大に入院することがすぐに決まりました。
そして、あんなにどんよりと暗いゴールデンウィークは今までもこれからもないことを祈ります。

母は若干うつ気味でした。
何を見ても何をしても何を食べても、心から笑えない、そんな風に私には見えました。


韓国から帰ったばかりの私は当然、無職。
暇、です。

なので、毎日せっせと母のお見舞いに行くことを決めました。

PR
Post your Comment
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

trackback
この記事のトラックバックURL:

カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
最新記事
最新TB
プロフィール
HN:
cat rin
年齢:
43
性別:
女性
誕生日:
1981/04/12
職業:
会社員
趣味:
焼肉を食べること
自己紹介:
韓国に滞在していた時、母の脳腫瘍(グリオーマ)の存在が発見され、ただちに帰国。

現在は都内の会社に勤務しつつ、手術を終えた母とも仲良く暮らしています★
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析

Powered by Ninja.blog * TemplateDesign by TMP
忍者ブログ[PR]